アプリベースで使いやすさに定評のある、国産SFA「kintone」について解説します。
kintoneの概要
| 初期費用 | 月額目安 (最安値) | 外部ツール連携 |
|---|---|---|
| 無料 | 約3,820円〜 | ◯ |
| 無料期間 | リモートワーク対応 | 問い合わせ |
| 最大30日間 | ◯ | メールフォーム |
※2020年9月現在
kintone は多くのグループウェアを提供する日本企業 株式会社サイボウズによって提供されているアプリベースのSFAツールです。小規模〜大規模の様々なタイプの国内企業からの評価が高く、多くの地方自治体や医療機関でも利用されています。
その特徴の一つが、専用アプリを組み合わせて行う詳細な拡張機能。専用アプリはユーザーが自由にカスタマイズが可能であり、職種・事業内容に合わせたオリジナルアプリの構築を、プログラミングの知識がなくても誰でも行う事ができます。
kintone は社内データ管理にも非常に優れており、エクセルデータやメール、紙ベースの書類など、あらゆる社内データを一元管理する事が可能です。また、付随する専用のSNS機能を利用してチーム間・部署間を通じた管理力をあげられるのも大きな特徴です。
また kintone の基本操作はドラッグ&ドロップだけで行う事ができ、誰でも簡単に操作を習得する事ができます。操作の直感性が高いため、ITリテラシーが高くなくても、非常に使いやすい設計とされています。
料金プランは2種類が用意されており、ライトコース・スタンダードプランから選んで申し込みを行います。
スタンダードプランでは30日間のトライアル期間が設けられています。両プランともユーザーベースの料金体系となっており契約するユーザー数によって月額料金が異なります。1ヶ月単位での契約更新が可能であり、年間契約では基本料金の割引が行われます。
スタンダードプランからは、『外部ツールとの連携』『プラグインの使用』『その他拡張機能』の利用ができ、企業のタイプに合わせてさらに詳細なカスタマイズが可能となります。
kintoneの特徴的な機能
こちらでは、kintone の特徴的な機能を含む、5つのポイントについて解説します。
1. さまざまなデータをまとめて管理可能
kintone は社内データ一元管理を非常に得意とするSFAツールです。これまで社内メールに添付して送付していた各種データを、ツール上で同タイプのデータとして閲覧可能とし、無駄な業務の手間やメールの送付間違いを削減します。
ツールに集められたデータは、テーマ別に分類され検索も可能です。各データは営業部署に止まらずあらゆる部署で閲覧ができる為、教育資料や担当の引継ぎデータ、マニュアルとしても使用できます。
またエクセル脱却にも強いというのも大きな特徴です。すでに作成したエクセルデータがあればツールに読み込む事と、自動的に専用アプリへの変換が行われます。
2. 社内SNS機能がプラス
kintone には社内SNS機能が搭載されており、メンバーであれば誰でも利用が可能です。
一つのツール内で共通の形式での資料の閲覧とメッセージのやり取りが行われる為、チームプレイの意識が高まり、コミュニケーションの向上・作業の効率化にもつながります。
3. タスクの進捗情報を可視化
kintone にはレポート機能・リマインダー機能・プロセス管理機能が備わっており、タスクや業務の進捗情報がグラフや一覧表で自動的に可視化されます。
特にレポート機能では、アプリ内に登録された顧客データや活動を元にレポートがリアルタイムで構築されるので、営業担当がレポート作成に時間を割く必要がありません。
また自分の営業活動だけではなく、チーム全体の最新の状態を都度確認できる為、漏れや抜けを防ぎチーム全体の営業力アップにつなげることができます。
4. 専用アプリ・プラグイン・APIを利用して拡張カスタマイズ
kintone ではあらかじめ用意された様々な種類の専用アプリを組み合わせることによって、ユーザーが自身の業務用アプリを構築していくという特徴があります。
アプリの種類は実に様々で、一般的な日報アプリから発注・発送に特化したアプリ、交通費の申請やお弁当注文など、あらゆる行動がアプリの組み合わせによって可能となります。
また、オリジナルのアプリを1から作り出すことも可能で、javascriptなどのプログラミングの知識は必要なく、デザインや設定を選び、ドラッグ&ドロップで機能を選択するだけでオリジナルアプリが完成します。
スタンダードプランでは、プラグインでの機能拡張・外部ツールとの連携にも対応しています。外部ツール連携を行うことにより、既存の名刺管理ツールやChatworkなどのコミュニケーションツールも kintone 内で使用可能となります。
5. スマホ・タブレットにも対応
kitone はマルチデバイスに対応しており、スマホやタブレットからのアクセスも可能です。
社内だけにとどまらず、現在必須ともなる リモートワーク やホームオフィスでも、問題なく使用する事ができます。
さらに詳しい特徴を確認
kintoneのプラン別比較表
※ こちらで紹介している情報は、2020年9月の内容です。最新の情報とは異なる場合があります。
料金別での比較
| プラン名 | 無料トライアル | 初期費用 | 月額(税抜)/ユーザー |
|---|---|---|---|
| ライトコース | なし | 無料 | 780円 (年額9,170円) |
| スタンダードコース | 30日間 | 1,500円 (年額17,640円) |
ゲストユーザー価格
| プラン名 | 月額&年額 | ゲストスペース数 |
|---|---|---|
| ライトコース | 月額580円/1ユーザー 年額6,820円/1ユーザー | 100個まで |
| スタンダードコース | 月額1,200円/1ユーザー 年額14,110円/1ユーザー | 500個まで |
機能での比較
| Essentials | Professional | Enterprise | Unlimited |
|---|---|---|---|
| 顧客管理 | 顧客管理 | 顧客管理 | 顧客管理 |
| 営業活動管理 | 営業活動管理 | 営業活動管理 | 営業活動管理 |
| リモートワーク対応 | リモートワーク対応 | リモートワーク対応 | リモートワーク対応 |
| ファイル管理 | ファイル管理 | ファイル管理 | ファイル管理 |
| レポート& ダッシュボード | レポート& ダッシュボード | レポート& ダッシュボード | レポート& ダッシュボード |
| 売上管理 | 売上管理 | 売上管理 | 売上管理 |
| 外部ツール連携 | 外部ツール連携 | 外部ツール連携 |
※プランにより機能内容に一部制限あり
サポートでの比較
| ライトコース & スタンダードコース |
|---|
| メール・電話によるサポート お役立ち資料 セミナー 導入相談カフェ コミュニティ |
kintoneの評判の理由と注意点は?
kintone では、これまでエクセルやワード、PDFやメールに紙ベースなど、バラバラの形式で作成・使用されていたデータを一元管理することができます。そのため、ミスや漏れの確認作業が減り、業務時間の短縮にもつながります。
付随する専用のリマインド通知機能も非常に優秀で、重要な業務の抜けをなくし、業務活動への改善へとつなげる事ができます。
アプリ内では常に最新のデータがアップデートされ、過去の履歴の検索や確認も簡単です。各種業務に合わせた専用アプリが豊富に用意されており、必要に応じてオリジナルアプリの構築もプログラミングの知識無しで可能となっています。
そして専門開発者用ツールも用意されているので、プログラミングの知識があれば必要に応じて独自機能をもつプラグインを作成することも可能です。
kintone は比較的安い月額料金で利用する事ができるSFAツールですが、5ユーザーからの契約が必要という制約があり、個人企業や極少数精鋭の小規模の企業には不向きであるという欠点もあります。
逆に、数1000人以上の社員を抱える大企業では、料金がユーザー当たりの金額となるため、社員全員を登録すると月額あたり数100万円単位でのランニングコストが必要となります。
また、アプリ使用時にも注意が必要です。
アプリを組み合わせてオリジナルツールを構築できるが最大の特徴である kintone ですが、必要なアプリを次々に追加してしまうと、ツールの動作がかなり重くなるという報告がされています。
アプリの追加時には、使用環境に合わせての注意が十分に必要であると言えるでしょう。
メリット
- オリジナルアプリで必要な機能を拡張
- 社内のデータを一元管理でEXCEL脱却
- セキュリティ面で安心
- 最大30日間のトライアル期間・初期費用は無料
デメリット
- 5ユーザーからの契約が必要
- ランニングコスト増
- アプリの複数使用でツール動作が重くなる
kintoneのおすすめのポイントのまとめ
kintone の最大のポイントは、会社の業種・スタイルに合わせた詳細なカスタマイズが可能であるという点です。ユーザー自身が各業務に対応した専用アプリを組み合わせてツールを構築できるので、無駄な機能を避け、必要な機能のみを選択する事ができます。
そしてEXCEL脱却に強く、社内データを一元化管理することで、無駄な業務時間の短縮が可能となり、業務の効率化・コスト削減につなげることが可能となります。
また開発&管理が日本の国内企業によって行われている為、マニュアルやサポートが完全に日本語に対応しているというのも大きな強みであると言えるでしょう。
*こちらは、筆者独自で調査した内容であるため、情報が最新でない場合や内容に差異がある場合がございます。正式な最新情報は公式サイトをご確認ください。