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ライバルに差をつけるPC使いこなし術! 【 マインドマップ編 】

自分の思考を深める時や整理する時に紙に書き出す習慣を持っている人は結構いらっしゃるのではないでしょうか。

物書きをしているとよく分かるのですが、頭の中のことを文字にして書き出すというのは思考が深まるだけでなく、言語化も促進され、またデトックス的な効果もあり、様々なインフルエンサーが推奨していることでもあります。

そういった場合でも、会議のメモをとる場合でも、貴方はどうやって書き出しているでしょうか。もし、紙に上から下に向かってしか書いたことがないなら今回の記事が確実に有用になります。

それは、マインドマップという書き方です。

今回は、この一度覚えたら一生使える思考法とツールをご紹介しますので、是非最後までご覧ください。

マインドマップとは

さて、いきなりですが、マインドマップとは何でしょうか。

トニー・ブザンというイギリス人のジャーナリスト、教育コンサルタントが開発したもので、日本では2006年から公認インストラクターによるセミナー事業が開始されました。

すでに日本国内でも14年の歴史があるわけですが、当時から先進的な企業では会議や打ち合わせに利用されていました。

今ではビジネス系のYouTuberの動画の中であたりまえに使われたりしていますが、一般のビジネスパーソンの使いこなしている割合はそれほど高くはないというのが実際の印象です。

中心から放射状に書いていく


一般的な横書きの書物は上から下に書いていくものですが、マインドマップは中心に大テーマをおいて、放射状に書き足していきます。

実物を見たほうがわかりやすいと思うので、この原稿の構成を落としたマップをご覧ください。

Mind Mapという大テーマが中央にあり、各セクション→各項目と広がっている様子がわかるかと思います。

この広がっているというのが重要で、放射状に広がっていく思考パターンは、人間の脳の構造と非常によく似ており、理解や記憶がしやすいと言われています。

実際に一人ブレスト(ブレインストーミング)をして見るだけでも、思考が制限なく広がっている感覚が心地よく感じられます。

人間の脳というのは不思議なもので、余白があるとそこを埋めたくなり、埋めるために脳が自動的に動き出し、余白がなくなると思考が停止しがちだそうです。

紙に上から下に書くと、段落や項目が変わった時点で余白がなくなるので、その段落についての思考は止まりますが、マインドマップを書いていると、「あ、ってことはこっちにこれもあるよね。」と言った感じで全体を横断的に思考を進めていくことができます。

もともとは紙で書くものだった


開発者のトニー・ブザン氏はマインドマップに12のルールを定めていて、その中の一つに「紙を使う」というものがあります。

模造紙のような大きな紙を使って、思考をどんどん広げていったマインドマップが各所で紹介されています。

マインドマップには「遊び心」も重要視されていて、それぞれの項目を曲線でつないだり、絵を入れたり、色を付けたりと言った意味合いで「紙とペン」だったのだと思われますが、もちろんパソコンでも大丈夫です。

むしろ紙と違って物理的な制限がなく永遠に書き足していけるパソコンやスマホの方が向いているのではないかと筆者自身は感じています。

マインドマップを使うメリット

さて、実際にマインドマップを使うメリットですが、すでに述べたとおり、「思考が深まりやすい」、「思考を止めない」といったこともありますが、実に色んな場面で使えますので、具体例を紹介していきます。

個人で使う場合


文字を書く作業であれば原則どんな場面でも使えるのがマインドマップではありますが、プロジェクトの計画や、イベントの立案、営業戦略の検討や、原稿の作成等、「何かを作り出す時」に自分の思考を整理するのに最適です。

人間の脳は、お題を与えれば勝手に動き出していろいろな案を出してくれるので、それをマインドマップに落とし込んで上げることで、書き始めたときには思いもよらないアイディアが出てくることも珍しくありません。

買い物リストを作っていると「ああ、あれも必要で、これも必要だ」となるのに似た感覚ですが、その広がりを促進させてくれる思考方法といえます。

また、職務経歴書を書く場合の下書きや、プロフィールそのものをマインドマップで書いてしまうのも有効です。

とにかく端的な表現でどんどん広げていけるので、自覚できていなかった自分の長所やスキルと出会うこともあるかもしれません。

会議で使う場合


複数人で会議や打ち合わせをする際にもマインドマップは有効です。事前に議題を大項目として用意しておいて、議論の内容をその場でどんどん書き足していくわけです。

ここで重要なのは、全員がそのマインドマップをプロジェクターなどで見ながら進めて行くことです。

全員が自動的にブレインストーミングモードになりますので、「会議の生産性が上がる」だけでなく、思わぬメリットがもう一つあります。

話が逸れた時にすぐ戻せる

ということです。

特に参加人数が多い日本企業の会議ではどんどん違う話題に逸れていってしまう人が少なからず出現しがちですが、そういうときにはマインドマップに立ち返って、

「その意見はどこに該当しますか?」

と聞いてあげるとすぐに本人も「話が逸れてたな・・・」と気づいてくれます。

筆者自身も使った経験がありますが、効果てきめんです。ついつい話が逸れて会議が長引きがちな組織には特におすすめしたい使い方です。

ブレインストーミングが捗る


先に、「自動的にブレインストーミングモードになる」とご紹介しましたが、当然ブレストそのものをするときにも最適なツールになります。

ある程度の速さでタイピングできる書記が必要になりますが、とにかくアイディアをどんどん出していくブレストをマインドマップにリアルタイムに落としていくと、全員の思考が加速されるので、効率も速度も劇的に向上します。

こういう新しいツールは年配の方に嫌われそうな気もしますが、筆者の経験上結構面白がってくれるので、一度ためす価値は間違いなくあります。

無料で使えるマインドマップソフト

紙とペンでもできるマインドマップですが、仕事で使うならパソコンで使うのが現実的です。

高機能の有料ソフトもありますが、今回は無料でも使えるソフトをご紹介します。無料でも基本的には十分ですが、使ってみて物足りなさを感じたら有料ソフトに移行すれば良いでしょう。

XMind


筆者がここ数年愛用しているソフトです。

有料版もありますが、無料版で事足りています。かなり以前はMind Managerという有料ソフトを使っていましたが、バージョンアップで使えなくなって以来このソフトを使っています。

特にこだわりが無ければこのソフトをまず使ってみることをおすすめします。

FreeMind


こちらは完全無料のマインドマップソフト。Xmind無料版ではできないPDFへのエクスポートなどが無料でも使えて便利です。

公式ページは英語ですが、かなり有名なソフトなので、日本語化のしかた、使い方などの情報もネットで収集しやすいのも魅力です。

MindMaple


こちらはXMindと同じく「無料でも使える」有料ソフトになります。

無料版でも基本的な機能は網羅されていますので、やはりまずは使ってみて物足りなさを感じたら有料版への移行をすれば良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ビジネスで使うツールは無数に提供されており、マインドマップはその一つに過ぎませんが、「いろいろ試したうちに定着する率が高い」ツールだなと個人的には感じています。

日本上陸から15年近くたち、日本語のパソコンソフトもだいぶ使いやすくなってきましたので、是非一度お試し頂き、まずは自分の思考の深堀りに使ってみていただければ幸いです。

読者の皆さまが、「未知の自分」に出会えることをお祈りしつつ、本稿はここまでとさせていただきます。